・・・重力なんかなくなる。
伊坂幸太郎著「重力ピエロ」より。
とてつもなく重い話に作者独特の救いの言葉。
悲しいことがあっても、楽しいことをみつけて
生きていけ。
ということでしょうか。
どうぞ、一読を。いや、二、三読を。
来たぞ。
軒先の燕がご縁で見知らぬ人と言葉を交わすようになる。ツバメの時間が。
「へえ、珍しい。ツバメですね。写真撮ってもいいですか?」(推定50代男性)
とか、「おっ、今年も来たな。」(推定70代男性)とか、
「帰ってきたんですね、いつも癒されています。」(推定60代女性)とか。
人気者だな、おい。ツバメの時間は笑顔の時間でもあるのだ。
私とはいうと、アホのひとつ覚えみたいに塾生たちに伝えまくっている。
「見て見て~、今年もツバメが来てんで~。」(推定希望30代女性)などと。
昨日も新小4男子君に「ほら、ツバメやで。知ってるか?」と聞いてみたら、
真顔で「知らん。電車のツバメやったら知ってるけど。」と即答された。
んんん?どういうこと?
そやそや、彼は電車おたくだった。ほう、おもろいな。ええ、返しや。
間違ってはいない。今日一の「おもろ。」や。
自転車でひとり帰って行く彼の後ろ姿を見送った後、一目散に教室に
入って、塾長に話したのは言うまでもない。ツバメの笑いや。
今日も一日、いい日でありますように。
★つばめ通信★
昨夜は、夫婦の姿がありました。今までの夫婦は、どちらかが
少し離れたところで寝ていたのですが、このパターンは初めてです。
なんか、微笑ましいですね。
雨降る今朝は、忙しそうに夫婦交代で泥を運んで来ては
寝床を整える、という作業をひっきりなしに続けています。
お隣の「ツバメ見とどけ隊」の隊員とも話していたんですが、
今年は来るのが早いね、と。気候との兼ね合いか、はたまた
地殻変動か。いやなことは想像したくはないのだけれど、
小さな体で宙を舞う彼らに、大気汚染、戦闘機やミサイル、
などという人的危険物が少なからず影響していることは
間違いないと思う。
どうか、ここでゆっくり子育てをしておくれ、と
ただただ心より願うばかりだ。